2017年6月28日水曜日

【アモリ通信115:お仏壇 と お墓】  20170628


福島清隆 さん

こんにちは。
参謀育成コンサルタントの福島清隆です。


本日のテーマは「  お仏壇 と お墓 」です。
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 お仏壇 も お墓も、
 基本的に、ご先祖様を拝むためにある
 と思ってましたが・・・・・
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アモリ通信は「宗教」と「政治」の話題はご法度
というか深入りしないことにしています。

しかし、宗教といっても「お仏壇とお墓」の話題
ですので、なんか変な新興宗教の話題を提供する
訳でもなし。
今回はこれでいきます(^^♪

もともと宗教には関心の薄い私ですが、基本的な
常識をこの歳まで知らなかったことに少なからず
恥ずかしさを感じます。 (汗;;;)

プライベートな話題を余り詳細にさらけ出すのは
回避しますが、多少、デフォルメして書き込み
ます。

私は4人兄弟で、長男ではありません。
実家にお仏壇がありましたが、無人となり解体し
長兄が仏壇を引き継ぐことになりました。
諸般、いろいろあって、仏壇を次男以降が持って
もいいことを知りました。
今更、立派な仏壇は持たないにしても、マンション
でも置けるコンパクトなものがあることを知り、
他界した両親を身近において、拝めるようにしな
ければいかんなと思うようになりました。
が、よくよく調べてみると、お仏壇もお墓も、
拝んでいるのはご先祖様ではなく、本来はご本尊
様なのですね。

考え方次第では、心の中で常に両親やご先祖様を
敬う気持ちがあれば、形式にはこだわらず、
  「お仏壇もお墓も持たない」
という考え方も十分、成り立つと思います。

結果的に私はお仏壇を購入しましたが、いい歳
して、お仏壇とお墓の本来の意味を初めて知り
ました。

以下にまずは基礎知識を列記します。

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お墓は、お骨を土に返すための場所
お仏壇は、仏様を拝むところ
です。
仏教は、厳密には霊魂を認めていません。
あるともないとも言っていないのです。
で、お墓とお仏壇に入れる魂とは、故人の霊のこと
ではなく、お釈迦様とか阿弥陀様とかの本尊佛さま
のことです。
故人の魂は浄土にありますから、仏壇にもお墓にも
霊はいません。
お仏壇やお墓の前で拝んでいるのは故人ではなく
本尊佛様です。
浄土の故人の冥福を願い本尊様を拝んでいる、
というのが仏教のたてまえなのです。
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多くの日本人にとってお仏壇は、お位牌と共に
ご先祖様や亡くなった親族をお祀りし、対話をする
ためのものでしょう。
ですが、「仏壇」の本来の意味は、文字通り、仏像
や仏具を飾り、仏様を祀る台のことです。
家庭のお仏壇は、寺院にあるお仏壇(内陣)を小型
にして、厨子と一体化して箱型にしたものです。
ですから、お仏壇は家の中のお寺のような存在です
    (中略)
お仏壇を仏様よりもご先祖様をお祀りするものと
考える日本人に対して、仏教への信仰がないといっ
て批判するのは一つの見識ですが、日本人の伝統的
な宗教・習慣である先祖信仰も良いものではないで
しょうか。
といっても、 お位牌がお仏壇に置かれているとい
うことは、先祖様が仏様や祖師様のお力によって
浄土に導かれることを祈っている、導かれたことを
信じていることを表していますので、やはり仏教
なしのお仏壇は考えられないはずです。
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お墓と仏壇は同じもの?
お墓は、ご先祖様の冥福を祈る場所であり、
お釈迦様など仏様はいらっしゃらないと考えるのが
一般的です。
一方、仏壇は仏様と成仏されたであろうご先祖様を
共に祀り、弔うものであると考えられます。
そのお仏壇の中の構成は、仏様がいらっしゃる
最上段が須弥壇(読み:しゅみだん)でご本尊を
安置する神聖な領域です。
その須弥檀から一段下げた所に、ご先祖様のご位牌
を据えます。
お仏壇の構成は、上座に仏様をお祀りしその下段に
位牌を据え、ご先祖様がお釈迦さまの弟子となり
成仏される意味も持ちます。

お仏壇はお寺さんの縮小版
一般的な寺院墓地を思い浮かべると、お墓と仏壇の
違いがよく分かると思います。
お寺の本堂の中心に仏様(ご本尊 お釈迦様や
観音様)がいらっしゃり、一段下がるお寺の境内に
ある墓所にお墓が建てられています。
同じ構造をしているのがお仏壇で、最上段の須弥壇
に仏様をいただき、一段下にご位牌を安置するのは
このためです。

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ここから私見です。
ネットであれこれ情報を仕入れましたが、上記の
記載を読めば、凡その理解が深まるのではないで
しょうか。

これからの少子高齢化の時代。
今更、お仏壇なんて・・・・
ましてお墓なんて、自分の家のものを持つのは?
お墓についても、実際問題として、どこに入るか
という問題があるのですが、これはまだまだ
「若い」ので先送りです  (苦笑&汗;;;)

お仏壇も前述したとおり、そんなものは持たずに
別な形で少なくとも両親を敬う(例えば、写真か
形見を持ち歩く、大事にしまっておく・・・)
ということでも充分であり、決して罰当たりな
ことではないと私は考えます。

しかし、矛盾するかもしれませんが、私は自分で
お仏壇を持つことを選択しました。
高額で大きなものは難しいですが、コンパクトな
ものでもご本尊様から一式を祀ることができます。

いずれまた、時代が変わったとき、子供のひとり
が引き取ってくれるか、あるいは廃棄するかは
その時の現実でいいと思ってます。
自分が存命の内は、亡くなった両親を身近に
おいて敬う・感謝することにしました。
(そういう感覚になるようにしました)

(前述通り、仏壇に両親の霊がいる訳ではないの
で、拝んでもそれはご本尊様を拝んでるのですが、
気持は従来通り、両親を拝んでることにします)


福島さんは
『故人の魂は浄土にありますから、仏壇にもお墓にも
霊はいません。
お仏壇やお墓の前で拝んでいるのは故人ではなく
本尊佛様です。』
ということをご存知だったでしょうか。
そういえば
   「お盆には祖先の霊が戻ってくる」
とかで、仏壇の前に提灯を飾った事が子供のころ
あった記憶が蘇りました (苦笑)

お仏壇やお墓にご先祖様の霊がいなくても、
お仏壇やお墓を持つことに意義があると考えられる
でしょうか?


ご意見をお聞かせいただければ嬉しいです。


最後まで読んでいただきありがとうございます。
福島さんの幸運な日々を祈念します。


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