2017年5月24日水曜日

【アモリ通信110:認知症】    20170524


福島清隆 さん


こんにちは。

参謀育成コンサルタントの福島清隆です。


本日のテーマは「 認知症  」です。

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 あなたを襲う

 認知症

 経営が止まる 社会が揺れる


   日経ビジネス 2017.03.13 No.1882

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今回は「人工知能」関連のテーマにするつもり
でしたが、読んでいた書籍の理解度が充分でない
ので、急遽、日経ビジネスからテーマを選択し
ました。


同誌の上記号の特集(P28~P43)の一部をサマリー
します。


〇 認知症患者数と65歳以上有病率の推計

  2012年    65歳以上  3079万人
  この内
  健常者    2217万人
  MCI (正常と認知症の中間の人)約400万人
    (全員が認知症になるわけではない)

  認知症患者  462万人

  2025年には認知症患者数は700万人になる
  とのこと。


〇 警視庁によれば、05年に7.4%だった死亡事故
  全体に占める高齢運転者(75歳以上)による
  事故の割合は15年時点で12.8%まで増えた。


〇 経営トップが認知症の悲劇

  東証1部上場某メーカーでの異変
  高齢トップの言動に明らかな事実誤認が発生
  勘違いから他社の人間にも激高するトラブル
  「天皇」とよばれるトップに誰も忠告できず

  本人の「体調不良」で入院するまで同トップ
  に振り回される羽目になった。


〇 「人間には2通りの生き方しかない。
  認知症になるまで長生きするか、
  その前に亡くなるか」
 (東京女子医科大学:岩田誠名誉教授)


〇 該当する項目にチェック
 (認知症の気付きチェックリスト)

  ・何かしようと思っても、何をしようとした
   のか忘れてしまう。

  ・以前は問題なくできていた仕事や家事が
   うまくこなせない。

  ・小銭を使えずに財布にどんどんたまっていく

  ・通いなれた道なのに迷うことがある。

  ・身だしなみを気にしなくなる。

  ・何度も同じ話をしたり、同じ質問をするよう
   になった。

  ・しまい忘れ、置き忘れが増え、いつも探し物
   をしている。

  ・やる気がなく、なにをするにもおっくうに
   なる

  ・モノのにおいがしない、においの区別がつか
   ない

( ここで個人的な見解を言わせていただくと、
上記にあるものは総て全く無関係・・とは言い切れ
ない自分に、少々、頭にアセをかいてます。

  そこそこの年齢になれば、誰でもそうだとは
  思いますが・・・汗×∞??? + 苦笑 )


〇 和光病院院長  今井幸充医師

「自分は病気ではない」と思っている親などを
医療機関に連れていくのは至難の業。

当人に本当のことを話せないという多くの家族に
対し、「(あなたが)認知症になったら、私が
とっても困る。だからお願い、私のために診て
もらって」

と助言する。


〇 東京女子医科大学  岩田誠医師

健康受信などという口実で受診してもらって、
そこで実際には認知症の検査などを行うことを
勧める。

親にもプライドがあるのでウソも方便。
ただし、60代ぐらいの人であれば嘘をつかず
連れてきた方がいい。


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それなりの年齢になられた方の多くが体験されて
いるのではないかと思うことがあります。

元気だった自分や妻の両親が歳と共に衰えていき、
介護の身となり、人によっては認知症を患って
しまうという現実。

「人間には2通りの生き方しかない。
  認知症になるまで長生きするか、
  その前に亡くなるか」

この言葉にはグサッときてしまいました。

介護の現場で働く方々や自宅でそういう境遇にある
方々には、「自分は長生きしないと決めている」
とおっしゃる方が少なくないように思われます。

本音として分からなくもないのですが、つらい現実
です。


読んでる人が暗くなるようなアモリ通信を書いては
いけませんね。

さて、どう挽回するか???


〇 患者・家族・企業に変化の萌芽
  共生社会の構築へ       (P36~)

  患者篇   「隠す」から「語る」時代に
  家族篇   同じ境遇だからこそ支え合える

  「認知症を語り合い、伝える」という
   シンポジウム

  医療でも介護でもない認知症の人と家族が
  気軽に集う「認知症カフェ」の一例


  企業編   広がり始めた「オレンジの輪」

  日本生命は、終身タイプの介護保険を発売
  したのを機にある活動を始めた。

  認知症の患者とその家族の応援者となるため
  社員は2時間ほどの講座を受講する。

  するとサポーターの証しとして、オレンジ色
  のリングが受け取れる。

  全社員の4分の1(17000人)を超える人が
  取得し、年齢の高い社員の取得率が高い。


  関連ビジネス編

  「損害保険ジャパン日本興亜」
  ドライブレコーダーを使った高齢者向けの
  運転診断サービス

  「通信カラオケ大手の第一興商」
  運動機能や認知機能を維持するため音楽や
  映像に合わせて体を動かすシステム

  「掃除サービス大手のダスキン」
  認知症ケア専門サービス。自宅で患者と時間
  を過ごし、見守る。

  「ALSOKの「みまもりタグ」 」
  靴の甲部分にGPS(全地球測位システム)機能
  があるタグを入れて、患者が徘徊しても居所が
  分かる仕組み。


〇 技術で「未来」を変える   (P40~)

  諸々の技術開発について紹介されてあります。
  ただ、結局は下記の文章に尽きると思います。

『「新薬が登場すれば患者の人生に画期的な変化を
 もたらす」と期待する、

 早期に発見し、早い段階から治療を始められれば
 症状が深刻になる前に寿命を終えられる患者が
 出てくる可能性もあるからだ。

 そうなれば、認知症患者を社会の「コスト」から
 「稼ぎ手」に変えることができるかもしれない』



う~~ん・・・個人的には唸ってしまうのですが。

認知症について深く考えていくと、人間はいつまで
生きていくべきか・・・そんな大層な命題に突き当
たるように思うのですが、炎上は本意でないので
回避します。  (汗×∞)


もっともっとトンデ?、得意の妄想、空想で考え
れば、それこそ「人工知能」やその他の科学の
発達で、認知症も肉体の老化も関係なしに、
永遠の生命、あるいはリセットした新たな生命が
可能になる。

100年は無理でも1000年しない内に、そういう世界
が現実になるのではないか。

リセットした新たな人生は、地球外で。
病気も食料危機も何の心配もいらない世界。

またまた話が違う次元になってしまいます(^^♪


今回は、私生活的にも極めて現実的なテーマ
でした。(詳細はパスです・・・)


「人間には2通りの生き方しかない。
  認知症になるまで長生きするか、
  その前に亡くなるか」


そんなことはない。

もっと別な世界の到来を私は夢見ています。




福島さんは「認知症」に関して、ご自分
かあるいは近親者に関わりのある世界と思われる
でしょうか。



ご意見をお聞かせいただければ嬉しいです。




最後まで読んでいただきありがとうございます。

福島さんの幸運な日々を祈念します。




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