2017年5月10日水曜日

【アモリ通信108:伝える力】  20170510


福島清隆 さん


こんにちは。

参謀育成コンサルタントの福島清隆です。


本日のテーマは「 伝える力 」です。

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 「伝えることから始めよう」

  ジャパネットたかた創業者  髙田明

  初の自著!   東洋経済新報社

  家業のカメラ店の手伝いで
  観光写真を撮っていた時代から
  年商1700億円超の
  日本一有名な通販会社をつくり、
  「卒業」するまで。そして、
  今一番伝えたい大切なこと。

             1600円+税
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これは私の感性、能力では名著です。

「伝える力」 これが全てじゃないかと。
いつものように何でも直ぐ惚れ込んでしまう(^^♪



今年の2月、髙田明氏の講演を2度、聴く機会に
恵まれました。

プロジェクターも何も使わず、原稿を読むのでも
なく、あの甲高い声ではなく、マイク一本で朴訥
としゃべり続けていました。

髙田氏独特の話術で、同意の拍手を求めながら、
経験談を語り続け、髙田氏と聴衆がいつのまにか
一体になっているような場が生まれていました。

まさにこれが「伝える力」そのものなんだろうと。



講演の最後に、しっかり同氏初の自著をさりげなく
宣伝されてました。


これは是非、読んでおこう。

なるほど、講演の中にもあったこの本に書いてある
ことをしゃべれば、いつでもどこでも何度でも
髙田氏は講演ができるに違いありません。

そして、多くの人を納得させることができると確信
しました。


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長崎県平戸市でカメラ店の次男として生まれる
(他の兄弟は兄、弟、妹)。

長崎県立猶興館高等学校卒業後、
大阪経済大学経済学部に進学する。

大学時代は英語の勉強に明け暮れる(このことが
電子辞書を売るきっかけになったと本人は
語っている)。

卒業後、京都府内の機械製作会社の
阪村機械製作所に入社し、東欧を中心に数年間
海外赴任を経験する。

翻訳会社を設立しようと退社したが挫折。

1974年から実家のカメラ店の手伝いを経て、
1986年1月、佐世保市三川内本町にカメラ店
「株式会社たかた」(ジャパネットたかたの前身)
を設立。

1999年までは、実父・政雄が同社の会長を務めて
いた。

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いつものように本書を読んでお伝えしたいことは
山ほどありますが、その中のごく一部をご紹介し
ます。



第2章  どんなこともつながっている

『振り返ってみると、私は天賦の才に恵まれた
とか、他人と違った特別なことをやってきたとか、
そんなことは何もありません。普通でした。

(第一志望の大学は合格できなかった。
 しかし、一生懸命勉強した自分がいた。
 一流企業に入ろうとか出世したいとは考えなか
 った。
 入った会社ではとにかく全力で働いた。
 父の会社に入ったのは友達と始めた仕事がうまく
 いかなかったから。)

どちらかというと、流れに身を任せて、与えら
れた環境に順応して常に全力を尽くすというのが
私の生き方でした。』

       (中略)

今を生きていれば、人生は絶対に拓けるように
なっている。



第3章  できる理由を考える

  ラジオショッピング幕開け
  テレビショッピングに挑戦
  スタジオ建設

『常識にとらわれず、何でも売ってみる。
できない理由を考えるのではなく、どうしたら
できるを考えて。
やらなかった失敗はあっても、一生懸命にやった
失敗はない。

一生懸命やっても結果が出なかった‌ときには、
失敗ではなく「試練」という言葉を使います』



第4章  伝わるコミュニケーション

『コミュニケーションで最も大切なことは何だと
思われますか?

私は「伝えること」ではなく「伝わること」
だと思います。』


(この部分は個人的に、最高クラスの名言だと
気づきました。「伝わること」)

「私は・・・思う」ではなく「相手にどう伝わっ
ているか」という感覚が私に限らず、ほとんどの
人に欠けているのではないでしょうか)


『伝えたいことが相手に伝わっているかどうか
 その原点に立ち帰らないと、コミュニケーショ
 ンはうまくいきません。

 自分は伝えたつもりでいても、相手にはまったく
 伝わっていないことはよくありますよね。

 それは夫婦の間であっても、親子でも、会社の
 人間関係や政治の世界でも同じだと思います。

 自分の気持ちがちゃんと伝わっていなければ、
 いい関係は築けません。

 伝えたつもりではだめなんです』


 売れ行きは「気力」で決まる
 想いの強さ---伝わる原動力
 わかりやすく伝える

『私がなによりも心がけてきたのは、上手く
ではなく、分かりやすく伝えることです』


 面白く伝える
 「何を伝えたいのか」を明確に意識する
 伝えたいことを絞る
    最初の1分間が勝負
 伝える相手を強く意識する

『タブレットは最初は若いビジネスパーソン向けに
紹介していました。が、あるとき、ふと高齢者が
これを持ったら、こんなに楽しいモノはないかも
しれないと思いました。

インターネットで仲間も増えるし、検索は音声で
簡単にできるし、音楽は聴けるし、楽しいじゃ
ありませんか』


(まだまだありますが、割愛します)



第5章   自己更新


目標を持たない経営

『ジャパネットたかたの経営を振り返ってみると
「長期的なビジョンを持たない積み上げ経営」
だったと思います。

「長期計画のない経営」「目標をもたない経営」
というテーマで講演したこともあります。
計画性はほとんどなかったです。

       (中略)

軸足を置いていたのは、とにかく「今」です。
今できることに最善を尽くす。そこから、次の
ステップが見えてくる。

最善を尽くす中で次のステップが見えてきたら、
スモールステップで次に進む。

その繰り返しで成長を続けてきました。

目標と呼べるようなものがあったとしたら、
それは、昨日より今日、今日よりも明日、
今年よりも来年と売上を伸ばし、成長していく
という強い想いでした』


(ここだけ読むと誤解される方が一部、いらっ
しゃるかもしれませんが、目標を掲げること
自体は悪いとは思はないが、実力とかけ離れた
目標を立ててしまうことの愚を説いてます)



不易流行-----理念を守れば、経営方針は
180度変えていい。


(経営理念などなく、とにかく今を一生懸命に
生きる・・・・というように伝わっているかも
しれませんが、決してそうではありません。)


『経営者にとって大事なことは、ミッション、
パション、アクションの3つだと私は考えてい
ます。

伝わるコミュニケーションと同じです。

     (中略)

ミッションは変えてはいけない。パッションも
失ってはいけない。ただ、アクションは時代に
即して、むしろ変わっていくべきだろうと思い
ます。』




いつものことですが、このアモリ通信で中途半端
に長々と内容の一部をご紹介させていただくのでは
なく、是非、本書を読まれることをお勧めします。


スーパーや百貨店などでお客様の目の前で、商品
説明をされている担当者の方々には必読の書です。

またそれに限らず、セミナーや講演の講師にしても
あるいは、ビジネスパーソンのいろいろな交渉の場
でも、あらゆる人々の私生活上のいかなる状況でも

  「自分が知っていることを伝える」

というのではなく、

「伝わっているか、どうしたら上手く伝わるか」

そういう感覚こそが先にあるべしと気づかされまし
た。

「相手の目線で、自分が相手になって自分を見る」

確かそういう意味合いの言葉もあったと思います。

名言ではないでしょうか。






福島さんは髙田明氏にどのような印象を
お持ちだったでしょうか。

(彼は既に第一線から引退して、別な活動を
始めています)

TVショッピングのオモロイオッサンといった感じ
だったでしょうか。
実のところ、私はそれくらいの印象しかあり
ませんでした)




ご意見をお聞かせいただければ嬉しいです。




最後まで読んでいただきありがとうございます。

福島さんの幸運な日々を祈念します。



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SILマネジメントサポート 代表  福島清隆
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