2017年3月15日水曜日

【アモリ通信100:日本人がブランド価値】    20170315


福島清隆 さん


こんにちは。

参謀育成コンサルタントの福島清隆です。


本日のテーマは
      「 日本人がブランド価値 」です。

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   なぜ「日本人がブランド価値」なのか

   世界の人々が日本に憧れる本当の理由

        呉 善花 (Oh Sonfa)


 「ソフトアニミズムの世界」は
 「調和と融合をめざす日本に伝統的な知の世界」
 と同一のもの。


 この世界は、日本の最深部を形づくる
 「前農耕アジア的な世界」に発するものである


 これからの諸国は、この日本の最深部に息づく
 精神世界こそ、未来的な可能性が豊かになって
 いることに、だんだんと気づいていくだろうと
 思います。

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アモリ通信は今回で第100話となりました。

地道にコツコツ継続して、自分なりの手ごたえ
を感じているアモリ通信です。

折角、100話目を迎えるとあれば、いつもの
ように思い付きからスタートして、とにかく何か
というより、それなりのものを・・・・・

と、かなり力んでおリます (苦笑&汗;;;)



呉善花女史の話題は、昨年も取り上げました。

「アモリ通信064:日本の強さ<--〇〇」
   http://www.sil-ms.jp/authpage/279/67068.html
  ユーザー名:silms503
  パスワード:amr60629

「アモリ通信080:反日〇国の苦悩」
 
http://www.sil-ms.jp/authpage/279/70985.html
  ユーザー名:silms503
    パスワード:amr61019


彼女は、困った隣人K国から日本に帰化して日本人
として活躍する評論家、日本研究者です。

現在、拓殖大学国際学部教授でもあります。


博多で3か月に一回開催される「一月三舟の会」
で、呉女史(Oh先生:オ先生と関係者は呼んで
います)の話を(会員ではないので)都合がつ
くときは参加して聴いてます。


今回は、彼女の著書をまとめることで100話
記念とすることにしました(^^♪


とはいうものの、文章は平易でも内容はかなり
深いものがあるので、論じきれるものではあり
ません。


まずは各章で、ここぞというところだけをサマリー
にします。


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第1章 なぜ今「ニッポン」が世界的なテーマ
    なのか


イギリスのデザイン雑誌「ウォールペーパー」の
記者、フィナ・ウィルソンは日本の隅から隅まで
「美の探訪」に出かけて、すっかり「日本に恋す
る」ようになった。

その彼女の見解

「日本のデザインには新鮮な驚きがある。
他のどの国も違う美意識に満ち、斬新なアイデア
と細部に対する繊細な目配りが見事に調和して
いる」

・・・伝統的な技巧からモダンな表現まで、日本
には創造的な才能があふれている」
     (Newsweek日本版:2006年4月5日号)
                   (P18)



第2章 慈しみの美意識

「もののあわれ」とは、「その時々の物事や事物
や他者との出会いのなかで、自然に心の内に生じ
てくる感動」に他なりません。

この「もののあわれ」を知ることが、人間にとっ
ては道徳を知ることよりも、いっそうのこと大事
なのだと宣長はいったのです。

日本の文化的伝統の本質はここにあると、はっき
り示したものといってよいでしょう。
                    (P77~)



第3章 日本語が保存する原初の心

私の知る限りでは、日本語以外の言語には、
「考える」だけがあって「思う」がありません。

  望む・・・・・・want,hope
   意図する・・・・be going to
   予期する・・・・expect
   みなす・・・・・consider,take
   感じる・・・・・feel

これらの言葉や、考える(think)、推測する
(guess,suppose)などの言葉を用いるなどして
文脈によってなんとか意訳するしかないのです。
                (P113)

なぜそうなのでしょうか。
  (中略)
物事の正確な意味にではなく、意味になる心の
像のあり方に関心が向けられているのだと思い
ます。             (P115)



第4章 韓国人の日本人観から見えてくるもの

ようするに「反日」は、一つの硬直した固定観念
であり、それは養老孟司氏がいうところの、自分の
思考を限界づける「バカの壁」とまったく同じ構造
のものです。

そのため話が通じないのです。

来日二年目、三年目にぶつかるこの壁がこの
   「バカの壁」
だとは、誰も容易に気づくことができません。

「反日」を脱するとは、この「バカの壁」を
超えることにほかなりません。

簡単にいえば、柔軟に、多角的に、相対的に物事
を見て判断する。

といったことになるでしょうが、これが韓国人
には実に苦手なことなのです。   (P150~)



第5章 日本に世界の人々の関心が集まる本当の
    理由

・欧米主導の世界が崩壊している時代
・ジャパン・バッシングというスタンス
・欧米で課題となっている「共同体づくり」
・世界最先端の生産方式としてのカイゼン
・快適さを提供する日本製品の独自性
・芸術となっている漫画
・日本発のキャラクター文化
・ソフトアニミズムの世界観
・日本最深部に息づく精神世界の可能性


事細かにお伝えしようと思えば、いつものように
ドンドンナガクナッテ・・・フヒョウ・・・
となりますので自重します (汗;;;;;)



「アモリ通信064:日本の強さ<--〇〇」
で呉女史が指摘されてますが、日本の強さ、
製品づくりの優れている根本的な理由。

       「自然」

なるほど、こういう指摘をされている方を私は
他に知りません。


地震、津波、台風、大雨、洪水、大雪、雪崩他、
災害大国ニッポンです。


思いがけない災難。災害。「災禍に遭う」

日本人はそういう宿命にあるのではないでしょ
うか。

そこから復活を目指して立ち上がるところに
日本人の根本的な強さ、モノづくりの素晴らしさ
があるというのが呉女史から学んだ私なり
の見解です。



冒頭に記した、「ソフトアニミズムの世界」と
「前農耕アジア的な世界」の2つが本書での最重要
なキーワードだと私は判断しました。


が、ここでそれについて記載するのは中途半端に
なるので回避します。


ご関心のある方がは是非、同書をお読みください。

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福島さんは「世界の人が日本に憧れている」
「日本人がブランド価値」である、という意識が
おありでしょうか。




ご意見をお聞かせいただければ嬉しいです。




最後まで読んでいただきありがとうございます。

福島さんの幸運な日々を祈念します。



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