2017年2月1日水曜日

【アモリ通信094:津波】  20170201


福島清隆 さん


こんにちは。

参謀育成コンサルタントの福島清隆です。



本日のテーマは「  津波  」です。

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 地震は怖い。

 しかし、もっと怖いのは「津波」


 「津波」に対する認識が甘く

 ガツンとやられました (大汗;;;)

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世界の地震の25%は日本で起こっているという現実
を知ったのが昨年のアモリ通信でした。


地震については、阪神大震災(大阪)・玄海地震
(福岡)・東北大震災(東京)・熊本地震(福岡)
を震源地の近く(カッコ内)でそれぞれを経験しま
したので、語りたいことは山ほどあります


が、今回は「津波」に焦点を当てて考えてみます。


今は震度5を超すくらいの地震が、日本中どこで
ある日突然発生してもおかしくない状況です。


同時に発表されるのが
    「津波の心配があるかどうか」
です。


地震については経験豊富(ちょっと不謹慎ですが)
なつもりの私です。

震度5弱までなら、揺れは大きいですが、それほど
大きな被害はなくて済むという経験則みたいなもの
があります。


しかし津波については「映像」でしか知りません。



昨年の11月22日に福島沖で震度5弱の地震が
ありました。

同時に「津波警報」が発令され、TV報道は一時、
その情報で占有されたように思います。


「ちょっと大袈裟に騒ぎ過ぎではないのか」

「3mの津波ならちょっと大変かもしれないが
 1mの津波ならそれほどでも・・・・・」


津波を経験したことのない私はそのように甘く
考えていたのですが、それが大間違いなのでしょう


あるいは、もっと冷静に考えて、

「地震の規模とそれに比例する津波による被害の
 可能性を地域別に詳細に把握しておくべき」

というのが、私自身の本来の思いなのですが、
それは最後に述べるとして、まずは津波に対する
基礎知識を整理してみます。



いつも使うネットでの質問コーナーに津波に
ついて投稿してみました。


質問内容はともかく、少々、意識的にノー天気
に書いたのですが、当然の如く「お叱り」を
受けました (汗;;;)


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(質問内容は明記しませんが・・・)


アナタは、津波と波を同じに考えているので
しょうね。全くの別モノ!!


地形にもよるけど 100M程度の距離
死にますよ!


衛星で観測していたら間に合いません!
更に水深で津波の高さが、変わるので
沿岸近くで目視できても間に合いません


津波の威力を知らない「無知」の発言
「宮城県 石巻市立 大川小学校」跡地に
行けば<津波>の破壊力が理解できますよ


なるから!散々「避難」を放送していたんだろうに


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回答者の怒りや呆れが目に浮かぶようでひとり
汗をかいておりました。

決して、ふざけた投稿をした訳ではありません。


この投稿から2つのサイトの紹介を受けました。

要は下記のサイトから丹念に学べば、津波に対する
基礎知識を十分に得られると思います。


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数十センチの津波警報を侮るな!津波の威力を
正しく知って対処しよう

https://matome.naver.jp/odai/2139655405856528001


津波を予測するしくみhttp://www.data.jma.go.jp/svd/eqev/data/tsunami/ryoteki.html

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ここで上記のサイトにある図案から、
「津波による浸水と死亡率の関係 」についてまとめ
てみます。



1. 浸水        0mから30cm
   計算上の死亡率   0.01%

   健康な成人なら何とか立てる


2. 浸水       31cmから50cm
   計算上の死亡率  4.8%

   車や空のコンテナが浮き出す
   何かにしがみついていれば立てる


3. 浸水       51cmから70cm
   計算上の死亡率  71.1%

   膝を超え水の力が強くなる
   健康な成人も流される


4. 浸水       71cmから100cm
   計算上の死亡率  100%

   到底立てない
   浮流物にぶつかる 死亡する確率が高い


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津波の高さ100cm、すなわち1mでまともに
当たれば「死亡」するということです。


当然、津波の直撃を受けるときの衝撃・スピード
がある訳ですからそういうことになるのでしょう。


経験のない私は、津波から遠く離れて、ほんの
数センチくらいの高さになる所は問題ない。

あるいは運よく津波の進行方向と関係ない所に
いれば、特に問題ない。

と、軽く考えてしまいます。


そういう甘い考え方でいると、自分としては
「想定外」の現象に出会って、取り返しのつかない
ミスを犯すことになるのかもしれません。



上記のサイトからもう少し要点を抜粋します。


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1メートルの津波に巻き込まれたらほぼ助かりま
せん。

津波高が十メートル、二十メートルという数字が
並ぶと、数メートル程度は「大したことない」よう
に感じてきますが、実際は一メートルの津波に巻き
込まれれば、ほぼ死亡します。



実は1メートルの津波は「波」ではなく「壁」が押し
寄せてくるという認識でいたほうが良く、襲われた
らほぼ確実に危険なのだ。



『波』と『津波』は別物!!

波は海上で吹く風によるもので、津波は海底地盤が
上下して起こる海水全体の動き。



津波の波長は数キロから数百キロメートルと非常に
長く、これは海底から海面までのすべての海水が
巨大な水の塊となって沿岸に押し寄せることを意味
します。



なぜ30㎝の津波でも危険なのか

通常の海の波のように表面だけがうねっている波と
大きく異なり、海底から海面まで全てが移動する
大変スピードのある、エネルギーの大きな波です。



しかもスピードが速い。沖合ではジェット機並みの
速さで、陸に近づいてからも新幹線並みの速さで
襲ってくる。


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これを知って、私の津波に対する甘い認識は吹き
飛びました。




が、それでも、お叱りを受けることを覚悟の上で
いつものように「さりげない疑問」のような感覚
で申し上げると・・・・・


1.震度5弱までの地震の場合、津波の高さの
  限度は1mまでと言い切れないのだろうか。

  (当然、震源地からの距離によるのでは
   ないかと思いますが・・・)


2.震度5弱までの地震の場合、津波が陸地に襲
  ってくるとなった時、その土地の地形から
  浸水地域がどの辺あたりまでになるか、事前
  調査等である程度明確にできないものだろうか


3.震度5強以上となった場合、強度に応じて津波
  の規模も比例するのであろう。

  当然、被害予想地域がより広範になり、
  居住地域の人々の事前の判断もより的確になる
  のではないだろうか。

4.沿岸部で1mの津波は内陸に500m、1km
  入ったら、どれくらい弱まっているのだろう


こんな質問を再びネットでやったら、再度お叱り
を受けるかもしれないので止めときます (汗)



いずれにせよ、事故・災害に想定外はつきものです
から、用心に用心を重ねるに越したことはありま
せん。


行政の対応も迅速かつ慎重であることが必須でし
ょう。


そんな中、11月22日の福島沖の震度5弱の地震
では、マスコミの報道が大きく注意を喚起しました


そして警報はすぐに注意報になり、沿岸部以外では、
ほぼ何もない状況で済んだように思います。

(港の小さな漁船が転覆し、川が逆流している映像
 がありました)


現地の方々は、どれくらいの緊張感でこの地震を
捉えられたのでしょう。


アモリ通信の読者には、現時点では東北の方は
ほぼいないと思われますのでご意見をお聞きする
チャンスは厳しいと思われます。



「地震の規模と地域性(地形)を把握した津波警報
のあり方」


そんな机上の空論など意味ない。
現実が分かっていない。


そんなところでしょうか。






福島さんは地震後に津波を経験されたことが
おありでしょうか。



今回のテーマの私の疑問に対して、認識不足に
対する、「呆れや怒り」を感じられるでしょうか。




ご意見をお聞かせいただければ嬉しいです。




最後まで読んでいただきありがとうございます。

福島さんの幸運な日々を祈念します。




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